b-casカードエラー解決策|カード交換orテレビ故障をチェック
b-casカードは、しっかりカードが挿入されていないなどのちょっとしたことが原因で、接触不良を起こしエラーメッセージが出てしまいます。
そのため、b-casカードエラーメッセージが出てしまっても、カードの挿し直しや再起動で簡単に改善する場合が多いのです。
しかし、上記のような処置をおこなっても改善されない場合は、カードに不具合が生じているか、テレビが故障しているおそれがあります。本記事を参考に、b-casカードエラーメッセージの原因を突き止め、適切な対処をおこないましょう。
目次
b-casカードエラー|挿入し直し・再起動で解決
まずは簡単に解決できるケースについてご紹介します。b-casがどのようなもので、なぜエラーが発生するのか、その原因と直し方を確認していきましょう。
b-casカードとは
b-casカードとは、デジタル放送や衛星放送を視聴することができる受信機についているICカードです。カードの裏側にICチップがついていて、このカードを挿入することによって、テレビの視聴が可能になります。
地上デジタル放送専用のものと、BS・CS放送にも対応するものがあるので、自身に必要なものがついているかどうか確認しましょう。
b-casカードがエラー表示される原因
b-casカードに関するトラブルが発生すると、「b-casカードを入れてください」「b-casカードが読み取れません」などのエラー表示が出ることがあります。エラーの原因はいくつかありますが、以下のようなことが原因であれば、すぐに直すことができるでしょう。
・カードがしっかりと挿入されていない
カードは奥までしっかりと挿し込まれていないと、読み取れない場合があります。
・カードの向きが間違っている
b-casと書かれているほうが外側に向くように挿し込まれているのが正しい向きです。一度カードの向きを確認しましょう。
・接触不良
カードが汚れていると接触不良を起こします。カードの裏側にあるICチップの部分を乾いた布で優しく拭いて挿し直しましょう。
・テレビの一時的な不具合
一時的な不具合でエラー表示が出ているケースも考えられます。そのときは、テレビの主電源を消してコンセントを差し直し、テレビを再起動させてみましょう。
カードを挿入し直す手順
b-casカードの挿し込み口はテレビの側面か裏側にあるので、テレビの主電源を切ってからカードを抜き取りましょう。
そして、挿し込みがあまい場合はカードが奥に触れたのがわかるまで挿し込みます。向きが間違っている場合は向きを反対にして、ICチップが汚れている場合は乾いた布で優しく拭いて挿し直しましょう。
テレビ以外のレコーダーなどで不具合があった場合も手順は変わりません。カードを触る前に主電源を切ることを忘れないようにしてください。
上記の方法を試してもb-casカードエラーメッセージが消えない場合は、カード自体に問題があるかもしれません。
b-casカード自体に問題あり?簡単にできるチェック方法
b-casカード自体に問題がある場合は、何度カードを挿入し直してもエラーメッセージは消えません。カードに不具合がないかどうか確かめましょう。
b-casカードを他のテレビに挿入してみよう
エラーメッセージが表示されたテレビで改善がみられない場合は、前述の手順に従って別のテレビにb-casカードを挿入してみましょう。
別のテレビで正常に映像が映る場合は、カードではなくテレビの不具合である可能性が高いです。テレビの不具合を確かめる方法は後述しますので、そちらを参考にしてください。
別のテレビでも同じようにエラーメッセージが表示される場合は、カードに不具合があると考えられます。すみやかに新しいカードに交換しましょう。
b-casカード交換にかかる費用
b-casカードは、受信機器購入後3年未満で、使用者による不適切な取り扱いが原因でない場合、無料で交換することができます。しかし、受信機器購入後3年以上経過している場合や使用者のミス、不注意により破損・紛失などした場合は、2160円の再発行手数料が必要です。
b-casカード交換はカスタマーセンターへ
b-casカードの交換は、カスタマーセンターに依頼します。その際、カードの裏面に記載されているカード番号をオペレーターに伝える必要があるので、b-casカードを手元に用意して電話をかけましょう。エラーメッセージの原因は、b-casカードのほかにテレビの故障というケースも考えられます。テレビに不具合がないかどうかも調べたほうがよいかもしれません。
テレビ自体の故障かも?という場合
b-casカード自体に不具合がないにもかかわらず、エラーメッセージが消えない場合は、テレビの故障という可能性もあります。以下の方法で調べてみましょう。
正常なb-casカードを挿入してみよう
テレビ自体に不具合があるかどうかは、別のb-casカードを使用して調べます。正常に映っているテレビからb-casカードを抜き、エラーメッセージが表示されたテレビに挿し替えましょう。
このとき、カードの不具合調査のときと同様、テレビの主電源は切ってから作業してください。電源を消さずにカードを抜き挿しすると、正常なテレビやカードにまで不具合が生じるおそれがあります。
正常なカードを挿し込んでもエラーメッセージが表示される場合は、テレビの故障であると考えられます。以下の方法で対処しましょう。
テレビの故障なら修理or買い替え
テレビの故障が原因だった場合は、修理か買い替えをすれば解決します。まずは故障しているテレビがメーカーの保証期間内であるかどうかを確認しましょう。テレビを購入した際についている保証書に、購入日や保証期間の記載があります。保証期間内の故障であれば、無料で修理をおこなってくれる場合があるので、メーカーに相談して修理を依頼しましょう。
保証書を確認して、すでに保証期間を過ぎていた場合は、有料での修理になります。メーカーやテレビを購入した家電量販店、家電の修理業者などに修理を依頼しましょう。
また、故障を機にテレビを買い替えるという方法もあります。即日で修理が完了するとは限らないので、すぐにテレビが観たいという方は、新しいテレビを購入したほうが早く解決できるかもしれません。
頻繁にエラーメッセージが出るときは
カードやテレビの不具合を調査・対応したにも関わらず、b-casカードエラーメッセージが頻繁に出る場合は、別のトラブルが発生しているおそれがあります。エラーコードをよく見て確認してみましょう。E200~E300などのエラーコードが表示されている場合は、アンテナやケーブル、テレビ局側の発信トラブルなどの可能性があるのです。プロの業者に相談して、アンテナや電波の受信状態などに関して詳しい現地調査をおこなったほうがよいでしょう。
業者探しは、弊社をご利用いただければすぐに適切な業者をご紹介いたします。業者による現地調査はもちろん、アンテナの修理が必要だった場合は見積もりまで無料で対応可能です。
ご相談は日本全国年中無休で受け付けておりますので、故障やトラブルが気になったときは早めにお電話ください。
まとめ
b-casカードエラーメッセージは、多くの場合カードの挿し直しやテレビの再起動で改善することができます。
しかし、カードやテレビ自体に不具合がある場合は、何度カードを挿入し直したりテレビの再起動をおこなったりしても状況が変わることはありません。
ご紹介した方法で不具合の有無を確認し、自分で対処できるものでなければすぐに業者に相談しましょう。
b-casカードエラーだけでなく、アンテナの不具合や接続不良などでも、テレビが観られなくなることがあります。修理や細かい設定などは、専門的な知識がなければ難しいこともあるでしょう。
テレビの映りが悪くなるなどのアンテナ工事に関わるトラブルが発生した場合は、弊社にご相談ください。お電話にて詳しい状況をお聞きして、必要に応じて業者のご紹介をします。
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