地デジ用のブースター選びで悩んでいる人へ!種類とポイントを解説

新しいテレビを購入して、いざテレビをつけたら映りが悪く、不満を感じたことはありませんか?せっかくテレビを購入したのに、映りが悪くては困りますよね。
そんなときに活躍するのが、「地デジブースター」です。聞きなれない方は何だろう?と思うかもしれません。しかし、映りやノイズでお困りの方にとっては、強い味方となる存在です。実際、地デジブースターをご存知で、自宅に取り付けようか悩んでいても、ある程度の知識は必要になります。
今回は、どんな地デジブースターを選べばいいのか、選び方のポイントまで解説していきます。
目次
▼そもそも地デジブースターは必要?
では、この地デジブースターは、あなたのご自宅に本当に必要なのでしょうか?地デジブースターの必要性は、今あなたがテレビに関して感じているお悩みからわかるかもしれません。地デジブースターを使うと、どのような変化があるのでしょうか。
【こんな状況なら地デジブースターが便利】
地デジブースターは、説明書通りに配線したのにテレビがつかない、映りが悪く悩んでいるという方にはうってつけのアイテムです。テレビが映らない、映りが悪いといったトラブルの原因は、電波の弱さにあります。
住居が山間部や、高いビルに囲まれて建っていたりすると、電波に対する障害が大きくなるため、自然とテレビの映りにも影響してきます。
また複数台テレビを使っているお宅でも、映りが悪くなったり、ノイズに悩まされることが多いようです。理由としてはいくつかのテレビに信号を分けてしまっているため、それぞれのテレビへの信号が弱くなるからとされています。
もしご自宅のテレビがこのような状況であれば、大活躍するのがこの「地デジブースター」です。ブースターを使えば劇的に変化するかもしれません。
【地デジブースターを設置するとどうなる?】
このブースターは、アンテナで受信した電波信号を強く増やして、テレビに届ける役割をしています。また、ノイズも除去してくれます。このブースターを取り付ければ、あなたのテレビに対するお悩みを解決できるかもしれません。
地デジブースターを設置すれば、受信する電波信号大きくなり、電波障害で生まれていた映りの悪さやノイズを解消してくれるでしょう。
▼地デジブースターの種類について

地デジブースターには、さまざまな種類があります。せっかく設置するならご自宅に合ったものがいいですよね。種類によって、設置場所や性能も違ってくるので解説していきます。
【屋内用と屋外用がある】
地デジブースターの設置場所は、屋内と屋外を選ぶことができます。一般的には一軒家には屋外用を使用します。アパートやマンションなどの集合住宅に個人で設置できるのは、屋内用のみなので、注意しましょう。
屋外用を設置する際は、アンテナにより近い方が電波を受信しやすく、ノイズも入りづらいのでなるべくアンテナの真下を選びましょう。屋外なので、雨風にさらされても大丈夫な防水タイプのものを選びましょう。屋外用の設置には、業者への依頼が必要になります。
屋内用はテレビの横などに置いて、ご自身で設置できるため、工事費用はかかりません。屋外用には劣りますが、テレビの台数を増やす場合はこちらが便利かもしれませんね。
【地デジ用とBS/CS用がある】
地デジブースターは、地上デジタル放送の電波のみを受信するタイプが一般的とされていますが、ものによってはBS/CS放送の電波も受信してくれるものがあります。
同時に、価格も高くなるので必要のない方は地デジのみ対応しているブースターでも問題ありません。今後、BS/CS放送を見られるご予定がある方は、視野に入れて考えましょう。
【4K8K用】
地デジブースターの中には、4K8K対応しているものも販売されています。よりハイクオリティな映像を楽しみたい方は、こちらを選ばれてもいいでしょう。4K8K対応のBSアンテナを取り付けたとしても、ブースターが対応してなければ電波を大きく増幅することはできないので、注意しましょう。
▼地デジブースターを選ぶときは4点に注目しよう
では、実際に地デジブースターを購入しよう!と出かけたとき、ブースターの商品の多さに戸惑ってしまうでしょう。商品選びに困らないように、選ぶポイントを知っておきましょう。
【雑音指数が小さい】
まずは、雑音指数が少ないものを選びましょう。雑音指数が少なければ少ないほど、テレビは鮮明に映るようになります。商品には必ず雑音指数が記載されているので、チェックしてみてください。
【利得が高い】
商品をよく見てみると、「利得」や「Gain」という言葉が記載されています。この利得に表記されている数字が大きいほど、微弱の電波もキャッチしやすくなります。ご自宅に何台もテレビを置かれる方は、この利得の数字は重視して選んでください。
【定格出力が多い】
定価出力とは、ブースターが受信できる電波の上限のことを指します。何台のテレビに電波を分配するには、最初に電波を受信するブースターがより多くの電波を受信する必要があります。もしご自宅に何台もテレビを置く場合は、定格出力の大きなものを選びましょう。
【衛星放送も対応】
すべてのブースターが衛星放送に対応しているわけではありません。もし、今後衛星放送を見られるご予定がある方は、全放送に対応したブースターをはじめから購入した方がいいでしょう。
▼地デジブースターの適切な設置場所とは?

地デジブースターは、設置場所によって効果がしっかり発揮できるかが変わってきます。アンテナから20~30m以上の配線があったり、いくつかの部屋でテレビを見ようと考えれていたり、レコーダーなどの録画機器を使用して、地デジを見たいなどという条件では、ブースターに届く前に、電波信号が弱くなってしまっているおそれがあります。
より効果的にブースターの力を発揮するには、適切な位置に設置することが大切です。その第1条件が、アンテナの近くであることです。
アンテナの近くに設置することによって、より高品質で強い電波信号を拾うことができます。また、ブースターの特性によって、ノイズ電波まで拾ってしまうことがあります。そうすれば、ノイズを大きく増大させてしまいます。
このようなことから、アンテナのより近くに設置することが効果的に必要な電波を取得できるのです。屋根の上にアンテナがある家は、電源分離型ブースターを使用しましょう。
▼地デジブースターを選ぶときの注意点
地デジブースターを選ぶときには、商品のリサーチが重要になります。ブースターとひとことで言っても、販売されている種類は何十種類もあります。その中から的確なブースターを選ぶのは、とても難しいでしょう。
まずは、どんなブースターが欲しいのか、どこに設置するのか、どんな電波をキャッチしたいのかを考えて、商品の知識を持ってから購入しましょう。
ブースターの購入を考えているということは、テレビの映りの悪さやノイズに悩まされているということでしょう。しかし、その原因は果たして電波の弱さからなのでしょうか?もしかしたら、別の原因があるかもしれません。
もし別の原因で、テレビが映りづらくなっているのであれば、ブースターを購入したところで解決しません。購入したブースターも無駄になってしまいます。もし、自己判断でブースターを購入するのが不安に感じるのであれば、業者にお願いして、正確な判断をしてもらうとよいでしょう。
業者にお願いすれば、ブースター選びから設置まで確実に行ってくれます。悩んでいたテレビの映りも確実に解決してくれるでしょう。
▼まとめ
「テレビが映らない」「テレビの映りが悪い」「ノイズが入る」などでお悩みの方は、地デジブースターを設置すれば解決するかもしれません。また、いくつかの部屋でテレビを見たいと考えている方も同様です。
地デジブースターには、さまざまな種類があり、適切な位置とご自宅にあった性能のものを選ぶとよいでしょう。しかし、アンテナの位置によっては、ブースターを設置しにくかったり、根本的な原因が違うこともあります。
ご自身で購入、設置するのに不安を感じる方は、業者に依頼することをおすすめします。業者にお願いすれば、プロの手で確実に解決してくれます。きっと快適にテレビを楽しめるようになるでしょう。
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