CS/BSアンテナ設置条件とDIY手順!業者ごとの長所短所を知る
CSアンテナの設置はプロにお任せしましょう。CSアンテナの設置角度や方角が少しでもずれているとCS放送が受信できないからです。しかし業者に頼らず自分で設置することも不可能ではありません。
このコラムではCSアンテナの設置条件やDIYで設置手順などを解説しています。CSアンテナをこれから設置することを検討している方やDIYで少しでも安く設置したい方はぜひ参考にしてください。
目次
CS/BSアンテナの設置条件を確認しよう
CS放送を視聴するためには、いくつか手段がありますが、ここではCS/BSアンテナ(以下省略してCSアンテナとします)を使って視聴する方法を中心に解説していきます。ただし、CSアンテナを設置するにはいくつか条件があるため、ご自宅が条件に当てはまっているか確認してみてください。
1. 南西方向に障害物がないこと
CSアンテナを設置する場所の条件の一つとして、南西方向に障害物がないことが挙げられます。衛星放送の電波を送信する衛星が南西方向にあるため、ビルやマンション、アパートなどの障害物があると電波をうまく受信することができないからです。
2. テレビにCSチューナーが入っていること
CSアンテナを設置してCS放送を視聴するためには、CSチューナーが必要です。CSチューナーを購入するか、CSチューナーが搭載されたテレビを購入するとよいでしょう。最新のテレビの多くはCSチューナーが搭載されていますが、購入の際に確認しておくことをおすすめします。
3. 屋外から屋内へケーブル引き込み孔があること
CS放送を視聴するためには、CSアンテナとテレビをケーブルで接続しなければなりません。CSアンテナは屋外に設置するため、接続するためには屋内へケーブルを引き込むための穴が必要なのです。穴はエアコンの通気口などでも代用することができます。
もし穴がなければ、アンテナを設置すると同時に工事で開けてもらいましよう。費用と時間を節約することができます。
自分で設置できるかはベランダの形状次第
CSアンテナは自分で設置することができますが、ベランダの形状に注意が必要です。CSアンテナを取り付けるための本体に付属する金具や市販の金具がベランダの形状に対応していない場合があるからです。ベランダ柵が格子状でない、形状が半円型などの場合は設置に特殊なパーツが必要であり、自分で設置するのは難しいでしょう。
このような場合は業者に依頼したほうがよいでしょう。依頼する場合、どの業者にしたらよいか迷ったときは、ぜひ弊社にご相談ください。弊社に加盟している業者はアンテナ工事に関する豊富な経験と知識をもっておりますので、きちんとアンテナを設置してくれます。
CS/BSアンテナ【DIY】設置の手順
ここでは、CSアンテナの設置手順について紹介していきます。一般的にはCSアンテナはベランダに設置することが多いので、ベランダに設置となります。自分で設置したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
しかし適切な位置や向きに設置をしないと電波の受信レベルが低下し、テレビが映らないといったトラブルが生じることがあります。そのため自分で設置をするのは心配だといった際は、専門の業者に依頼をしましょう。
1. ベランダに金具を取り付ける
CSアンテナをベランダに取り付けるときは、ベランダに専用の金具を取り付けることが必要です。金具がしっかり固定されるまで、ひもやロープで金具とベランダ柵を結ぶなど安全策をとりながら作業してください。取り付ける場所が2階以上の場合、金具が落下すると、下を通行している人にあたってけがをするおそれがあるからです。
また、金具は地面と平行に取り付けてください。平行にすることでCSアンテナを取り付ける金具のマストの部分が垂直になるからです。このとき水準器アプリを使うと、平行になっているかどうか確認することができるので、とても便利です。
2.「仰角」を合わせる
金具をベランダに取り付けたら、次はアンテナの仰角を合わせます。仰角とは水平からその角度分だけ上に向いた角度のことで、この場合、電波を受信できる角度にアンテナを上に向けます。仰角は地域ごとに異なります。金具に地域ごとの仰角が記載されていますので、お住まいの地域に該当する角度に金具の向きを合わせましょう。
3. 金具にアンテナをセッティング
金具の角度を調整し終わったら、アンテナをセッティングしていきます。セッティングのとき、アンテナを固定するネジを固くしめすぎないでください。受信の調整のためにアンテナを左右に動かすからです。
ただし、固定するネジを緩めすぎてもいけません。ネジはアンテナがぐらつかない程度の固さでしめましょう。緩すぎてもアンテナが落下するおそれがあるからです。
さらに固定が不十分だと、台風などの自然災害による雨風によってアンテナの角度がずれてしまうおそれがあります。アンテナがずれるのを防ぐためにも、しっかりと固定をして雨対策をしましょう。
4. ケーブルをテレビに接続する
アンテナをセッティングしたら、アンテナのコンバーターと呼ばれるところにケーブルを接続します。そのケーブルを、CSチューナーもしくはCSチューナーが内蔵されているテレビ・レコーダーの入力端子と呼ばれる部分に接続してください。入力端子には「BS/110度CS」と書かれていますので、その表示を目印にするとよいでしょう。
正しく設置したのに映らない!どうして?
正しく設置したはずなのに映らない場合は、金具が平行になっていなかったり、仰角・設置方角が少しだけずれていたりしているのかもしれません。仰角・設置方角は、たった1度ずれるだけでも映らないことがあるのです。
映らないとまた微調整が必要となり、手間がかかってしまいます。そのため、業者に設置してもらうほうがよいかもしれません。業者に依頼すれば、面倒な設置作業をしなくて済みますし、早く確実に視聴することができます。
CSアンテナの設置が面倒な方や忙しくて自分で設置する時間が取れない方は、ぜひ弊社にご相談ください。弊社では24時間365日ご相談を受け付けております。弊社に加盟する業者は全国にいますので、どの地域でも対応可能です。ぜひ一度お電話ください。
CS/BSアンテナ設置工事はどこに依頼する?
CSアンテナの設置を業者に依頼する場合、おもな依頼先としては家電量販店、ホームセンター、リフォーム会社、アンテナ工事業者などがあります。それぞれのメリット・デメリットを、よい業者選びにお役立てください。まずは、家電量販店からみていきましょう。
1. 家電量販店
家電量販店に設置を依頼すると、購入するときに工事を依頼することができます。工事担当は家電量販店が提携している業者のため、自分で探す手間が省けるのが特徴です。さらに、貯めていたポイントで工事費用を支払うことができるというメリットがあります。
ただし、夏に依頼するのは避けたほうがよいでしょう。夏はエアコンの設置依頼が多くなるため、人手が足りなくなり、設置までに時間がかかる傾向があるからです。
2. ホームセンター
ホームセンターに設置を依頼すると、工事してもらうときに使う部品や材料を自分で選べますし、アンテナ工事以外の工事にも対応してもらえるというメリットがあります。
ただし、工事の受注数が少ないので、家電量販店などほかの依頼先に比べると担当者のアンテナ設置に関する知識や経験が若干不足しているかもしれません。そのため、スムーズに工事ができないこともあるようです。
また、家電量販店と同じように提携業者がおこなう場合もあるため、申し込む際に確認してみましょう。その際は、希望の部品が使えないこともあるためご注意ください。
3. リフォーム会社
リフォームもお考えの方は、アンテナ工事もいっしょにリフォーム会社に依頼するとよいかもしれません。CSアンテナで使うケーブルが目立たないようにして依頼することができます。ただし、工事後の保証がつかないことがありますので、依頼するときは確認したほうがよいでしょう。
4. アンテナ工事業者
アンテナ工事業者は、アンテナの工事をおもにおこなっています。そのためアンテナ工事に関する知識や経験が豊富ですから、自宅がどのような状況でも視聴可能な状態にしてくれますので、安心して依頼することができます。アンテナ工事だけを依頼するのであれば目立ったデメリットはないといえるでしょう。
アンテナ工事業者をお探しなら弊社にご相談ください。お客様のご要望に沿った業者をご紹介します。弊社では現地調査したうえで見積りいたします。見積りは基本的に無料です。また、料金には設置工事費・材料費がすべて含まれていますので、安心してご依頼いただけます。
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