テレビのアンテナケーブルの種類|選び方やおもな特徴、接続の仕方

アンテナケーブルの種類を解説!選び方は?設置法は?疑問に答えます

テレビだけ変えても見られないのが最近の電波事情。周辺機器はもちろんケーブルひとつに至るまで、見たい電波とテレビに対応したものでなければならないので、接続できるまでが意外と大変です。

アンテナケーブルを選ぼうにも種類がいくつかあり、選ぶのが困難と感じる人も少なくないのでは。この記事では、アンテナケーブルの役割と、その種類、接続の方法までをサポートしていこうと思います。

▼テレビのアンテナケーブル(同軸ケーブル)の役割

アンテナケーブルの役割は、受信した電波信号をテレビなどへ届けることです。屋外アンテナや壁面アンテナプラグと、テレビ本体やレコーダーの間をアンテナケーブルで接続することによってはじめて、地上デジタル放送やBS・CS放送を視聴することが可能になるのです。

つまり、アンテナケーブルがなければテレビを視聴したり、録画をしたりといった当たり前のことができないというわけです。アンテナケーブルであればなんでもいいというわけではなく、視聴したい放送波に対応しているものを選ぶ必要があります。

▼アンテナケーブルの選び方1:4K8K対応なのかを確認

アンテナケーブルを選ぶなら、4K8K対応かが重要!

「4K」、「8K」といったキーワードを、最近よく耳にするかたも多いのではないでしょうか。現在主流のハイビジョン放送が2Kと呼ばれるため、4Kはその4倍、8Kに至っては2Kの16倍の、驚異的に高精細な映像を楽しめる放送といえます。

4Kや8Kといった放送に対応するには、テレビやレコーダーの買い替えだけでなく、アンテナケーブルも対応したものに換える必要があるのはご存知でしょうか?

『WOWOW(4K)』『スカチャン4K』といった4K 放送のほか、『NHK BS8K』のような8K 放送を視聴したいと考えているかたは、「3224MHz対応」の表記がされているアンテナケーブルを、新しいテレビと同時に購入しておくとよいでしょう。

▼アンテナケーブルの選び方2:長さや太さを確認

アンテナケーブルは、基本的に太いもののほうが電波の減衰を防ぐ能力が高いといわれています。ですが、太くなればなるほどケーブルは固くなるので、狭い場所での取り回しが悪くなり、テレビ裏で配線をスッキリとさせるのが難しくなってしまいます。

では、ケーブルの太さはどのように選んだらよいのでしょうか?一般的に使われているケーブルの太さと、それに応じたシチュエーションをいくつかご紹介いたします。

【2Cケーブル(テレビ周り用)】

一般的に売られているアンテナケーブルの中では細く、長さは3m以下がよいとされています。細い形状をしているため取り回しが簡単で、配線をスッキリとさせることが可能です。その反面、電波信号の減衰が大きいために長い距離を接続しようとするとノイズなどの影響を受けやすくなってしまいます。

そのため、2Cケーブルを使うのに適しているのはテレビの周辺、たとえばテレビとレコーダー間の接続や、アンテナとごく近い位置にテレビを設置する場合などでしょう。

【4Cケーブル(室内配線用)】

4Cケーブルは2Cケーブルと比較するとやや太く、長さは10m以下となります。取り回しも2Cケーブルよりも少し硬いですが、電波信号の減衰量が少ないため、比較的遠い距離で接続してもノイズなど外部の影響を受けにくいです。

4Cケーブルは壁面プラグとテレビとの接続のような、部屋の中で配線を行う場合に適したケーブルといえます。

【5Cケーブル(屋外配線用)】

この中では最も太く、長さは10m以上となるケーブルで、電波信号の減衰量が小さいことが大きな特徴です。被膜が厚く外部からの影響を受けにくいため、屋外アンテナとの接続など、屋外での使用に適しています。

▼アンテナケーブルの選び方3:端子の種類を確認

さらに、端子にも3つの種類がある

アンテナケーブルには複数の種類があるということが、これまでの説明でお分かりいただけたかと思います。加えて、アンテナケーブルにはケーブル本体だけでなく、先端の端子にも複数の種類があります。

下記3タイプのケーブルは、両端が同じ形のプラグものもあれば、片方ずつで違う形のアンテナケーブルもあります。

アンテナケーブルを購入する際は、テレビを置く予定の位置やアンテナ端子の位置、レコーダーの有無などをあらかじめ確認してから、対応するアンテナケーブルを購入することをおすすめします。

【L型プラグ】

先端が折れ曲がっており、L字に見えるためこう呼ばれます。折れ曲がっているので機器の背面をすっきりさせることができ、壁に寄せやすくなることで空間を有効活用することができます。家具の配置にこだわるかたへおすすめです。

そのうえ、ストレート型のように端子の根元が無理に折れ曲がることも少ないため、断線やコード癖などの不具合が生じにくいメリットもあります。

【ストレートプラグ】

その名の通りケーブルの先端がまっすぐで、おそらく最も多く使われているプラグの形状です。基本的にどの家電量販店でも手に入れられるうえ、テレビやレコーダーなど多くの機器に適合しています。

欠点としては、接続した際にテレビなどの機器の背面から出っ張ってしまうため、壁に寄せることが難しい点が挙げられます。また、無理にケーブルを折り曲げた場合根元に負担がかかりやすく、断線の原因となりやすいところも欠点です。

【F型プラグ】

接続する端子にネジきりがしてある機器にのみ適合するプラグです。「ねじ込みタイプ」や「F型接栓」とも表記される場合があります。

接続する際に端子をねじ回しして固定できるため、従来のものではケーブルが抜けてしまう場合や、ペット、小さな子供によるいたずらによって脱落してしまうことを防ぎます。

しかし、ケーブルに強い力がかかった際にも抜けにくいため、誤ってコードを引っ張ってしまった際に、テレビなどが倒れるなどの故障につながる場合があります。

また、機器と接続したり外したりする際にネジを回して取り外すという工程が必要です。そのため、頻繁に配置を変えたいといった人にとっては手間となり、やや不便といえるでしょう。

▼アンテナケーブルと周辺機器の接続方法を解説!

テレビを見るためにはアンテナケーブルのほかにHDMIケーブルなどを接続する必要があります。ケーブルが多いため困惑してしまいがちですが、じつは複雑な作業ではありませんので、誰でも接続することが可能です。

壁面のアンテナからレコーダーを経由してテレビに接続するためには、アンテナケーブルが4本、HTMLケーブルが1本必要になるケースが多いです。

また、BC/CS側の接続に使用するケーブルは、BS/CSに対応するものを選ぶ必要がありますので、チューナー機器の取扱説明書を一度読んでおいてからケーブルの準備をすると安全でしょう。

国内でのテレビの放送波には「BC/CS」と「地上デジタル(UHF)」の2種類があります。壁面アンテナ端子が2つある場合は、屋外アンテナから受信した放送波が分波器を経由して2種類に分けられている状態なので、ケーブルを接続する際に特別なものは必要ありません。

壁面のアンテナ端子が1つの場合は分波器というものを別途用意し、地上波とBC/CSに端子を分ける必要があります。2つのアンテナ端子それぞれの接続部分にケーブルを接続します。

そして、チューナーまたはレコーダーの裏側に「BC/CS入力」「地上デジタル(UHF)入力」といったような表記がされている端子があるので、その部分にそれぞれアンテナケーブルを接続します。続いて、付近にある「テレビへ出力」などが書かれた接続場所に新しいケーブル2本を接続します。

このケーブルはテレビ側にある「BC/CS入力」「地上デジタル(UHF)入力」に接続します。 そのあと、HDMIケーブルや電源ケーブルの接続を確認して完了です。

▼まとめ

今回は4K、8K対応を考慮したケーブルの選び方、その接続の方法などをご紹介いたしました。アンテナケーブルは長持ちしやすいため、なかなか買い換える機会、選ぶ機会もないかと思われます。

もし4K、8K対応のテレビ、レコーダーを購入したのであれば、元のケーブルでは対応していませんので買い替えをするいい機会だと思います。アンテナケーブルは、テレビの映りを左右する大切なものです。この記事を参考に、最適なケーブル選びができれば幸いです。

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